まわりまわる

迷える社会人のたわごと。日常と好きなもの。耽美が良い。

劇団四季『ライオンキング』は色んなことを教えてくれる

 どうもこんにちは、この頃は10時間くらい寝ないと1日を過ごせなくて、社会人になったら一体どうするつもりなの〜?という感じの女子大学生です。

 

 

 今回は、2回目の「ライオンキング」を観てきた感想でお送りします!観劇日記と化してる気がするけど、自分のための自由なブログなのでなんでもアリです。

 

 去年の夏休み、旅行先の札幌で、私は人生初のライオンキングを観たのですが、もうあまりの衝撃で、何故もっと早くこの世界に足を踏み入れなかったのか自分を責めるくらいの圧倒的な感動でした。

 叔母の家に泊まっていたのですが、帰宅してから一緒に観に行った従姉妹(32歳)と私(その時21歳)で全力でライオンキングごっこをしまくる程の感動!

 

 

 そして今回は、東京公演です。ディズニー好きの友人Sと一緒に観劇🦁四季劇場夏での上演でした。駅から劇場まで、ほんの数メートルおきにライオンキングの看板があって、ありがたかったです。

 

 

 友人と、ドキドキするね〜!!なんて語り合っていたらあっという間に開演。このドキドキワクワクな時間って楽しいことこの上ないです。

 

 

 

  オープニングは、

  サークル・オブ・ライフ

  ラフィキが歌い出し、プライドランドの動物たちが集まり、産まれたばかりのシンバを祝福するこのシーンは、本当に鳥肌が立ちます。とっても有名なこの曲。力強く、生きる力に溢れています。

 

 通路を通って動物たちがステージに上がって行くのだけれど、そこで一気に引き込れて、私たちもサークル・オブ・ライフ(生命の繋がり)の中に生きているのだという気持ちになりました。

 子供も沢山観に来ていたけど、これなら子供でも絶対に退屈しない。幼い頃から本物に触れられるなんて、素晴らしいですね。今後の人生観も変わってくると思います。羨ましい!

 

 ライオンキングは、「サークル・オブ・ライフ」に一貫していて、この言葉に全てが収束します。起承転結がはっきりしているし、勧善懲悪だし、物語がとても分かりやすいです。

 大人になるにつれて、登場人物やお話が複雑に入り組んでいたり、謎を残したまま終わる系のもの(小説、漫画、ドラマ、映画全てにおいて)などにも触れる機会が多くなるけれど、私が結局行き着くのは、分かりやすいお話なんだと思いました。王道がいちばん好きです。

 

 

 1幕はほぼずっとヤングシンバ。やんちゃで可愛いシンバと、現王様であり父であるムファサが一緒に居るシーンが愛おしくて苦しい。狩りの練習でザズーに飛び掛かっちゃうシンバとても可愛い。

 ムファサとシンバが星を眺めているシーンは胸に来ます。

 

 1幕後半、ティモンとプンバァと出会い、♬「心配ないさ〜」と歌いながら出てくる成長したシンバ。とっても格好良いのですが、どうしても大西ライオンがチラつく、、、

 

 

 2幕のオープニングは、One By One。

 鮮やかな明るい衣装を見に纏って、通路側から登場です。頭上には鳥たちが舞っていて、目が楽しい。

 

ーーーーーズールー語で歌われるこのナンバーは、もともとは黒人差別政策・アパルトヘイトによって弾圧されたアフリカ民族たちの歌。「抑圧されていても、自分たちの誇りを失わず、一歩一歩(=ワン・バイ・ワン)進んでいこう」。
生命力と尊厳に溢れた歌詞がアンサンブルのパワフルなコーラスに乗って響き渡り、成長したシンバの冒険が幕を開けるのです。ーーーーー〈劇団四季HP参照〉

 

 

 言葉は分からないけれど、感動出来るって、凄いことだと思います。歌の力ってスゴイや…(小並感)

 

  終わりなき夜 の、♬「そうだ、そうなんだ!」のところが好き過ぎる。お前の中に生きてる   も、本当に大好き。シンバが、歴代の王たちが自分の中で生き続けている事に気付く歌であり、自分の役割を自覚する歌なのですが、鳥肌が立ちまくりで、言葉に出来ない、ぐわわわっとしたものが押し寄せてきます。

 そして最後の、キング・オブ・プライドロック

!!感情の昂まりが尋常じゃないです。

 過去を見ないようにして、ハクナ・マタタ〜って歌って百獣の王とは無縁の生活をしていたシンバが、運命に定められた自分の地位を自覚し、敵であるスカーを倒して、プライドロックの立派な王様となり未来へと繋げていくのは、まさに「サークル・オブ・ライフ」。オープニングと同じようにエンディングを迎えることに生命の輪を感じ、感慨深いものがあります。

 

 

 

 シンバとラフィキの、全然噛み合っていないけれど哲学的な会話が好きです。セリフはうろ憶えですが。

 

シンバ「(僕の後ろを付いて回るのを)やめてくれ!」

ラフィキ「やめられない!人生は続いていく!」

 

深い!泣

 

 

 

 私も、この世界を受け入れたい。終わりは始まりでもある。終わることは寂しいけれど、それまでは強く生きていきたい。

 

 

 

 

 当たり前だけど、歌がとても上手くて、ダンスも一流で、全身を使って表現してくれる四季のみなさん、プロ中のプロって感じです。高くジャンプしているのに、着地の時に音がしないって、スゴイことですよね!?あと、ハイエナの人たちはずーっと中腰での演技ですよ!!?動物たちの動きが、その動物のまんまで、全く人間に見えません。

 本当に素晴らしいものを観せてくださって、ありがとうございました。

 

 

 ミュージカルを敬遠している人って結構多いと思うけど、一回騙されたと思って観てみて欲しいと心から思います。

 

 

 

 ライオンキングをこの世に生み出してくれた方に感謝!

 

 

 

 明日も、心が明るくなれる感動を味わえますように!みなさんもね!

 

 

                                     ちゃんちゃん。